3P目指す

 

“サプライズ”とは、施行の対象を喜ばせる為に企画されるものであるが。その内どれ程が、企画者の思い描く通りの結末へ行き着くのだろう。
多くは、困惑の空気に出迎えられ萎み、時に災厄となってしまう事も。
「へへっ……来ちゃった」
このよくあるパターンの“サプライズ”を、カーランは企画者の思惑通りの驚きの表情で迎えた。
「こっちに出張でさ」
そう訳を述べる企画者シグルドは、成る程、上下をビジネススーツで固めており、平たい鞄と、ちょっとした手土産を入れた紙袋を足元にそっと置くと、両腕を大きく広げた。
『再会のハグを!』
もしくは、
『俺の胸に飛び込んでおいで!』
『寂しかっただろう、マイハニー!』
『好きなだけこの胸を涙で濡らしなさい!でも、スーツを汚されるのは困るなぁ!』
『ハハハッ甘えん坊さん!』
の合図であったが、カーランは緩やかに、確実に、表情を険しくさせ、声まで落とし、まるで叱りつけるような言葉を返したのだった。
「どうして先に連絡しないんだ」
驚かせようと思ったのだから、連絡はできない。
「また前のように、居なかったらどうするつもりで」
「今日はバイトの日じゃないし」
「急に予定が入る事だって」
現に、予定もなく、在宅だったのだから。何も問題はなかろう。恨めしそうに顔をしかめるシグルドの前で、カーランは後ろをチラリと振り返った。
「先客が……」
シグルドは瞬き、手を打った。
「なんだ!そういう事かよ!」
そうならば、話は決まっている。
「前言ったじゃんか、紹介してくれよ。それでさぁ、そっちが良ければ、さん……」
「女じゃないぞ、言っておくが」
「えっ」
女ではないとしたら。どういう訳か、シグルドの鼓動が大きく跳ねた。不安、疑い、恐れ、自覚はしたくない言葉が駆け抜ける。
「う、う、カール、それって、う、うわ……っ……き」
「どんな思考回路なんだ」
どういう訳が、その単語が瞬時に浮かんでしまったのだ。
カーランが、誰かを家に呼んでいる。女でなく、男を。更に“友人”かと聞くと、頷くではないか。
シグルドは自分自身すら疑いながらオロオロと立ち尽くすしかなかった。何という思い上がりを。自分は、カーランが友人を作る事を、歓迎できないというのか。
しかし、カーランもどこか罰が悪そうに見えた。亭主不在中の浮気がバレた新妻のように。シグルドの主観でしかなかったが。
「そっか、そうだよな、カールだって友達作って…家に呼ぶくらい、するよな……何だろ、俺、何のつもりなんだろう……何で、そんな嬉しい事、喜んであげられないんだろう……」
ぐすりと鼻を鳴らして、鞄を持ち上げ、踵を返す。カーランが小さく名前を呼びかけ、それに少しだけ振り返って応え、笑いかけ、
「今度その友達の事話してくれよ……俺に言える範囲でいいからさ」
「いや、よく、意味が分からないぞ」
「今日はどこかホテルでも探すさ」
「はぁ、向こうに訳を話して来ようと、思ったのだが」
「じゃ、じゃあ、また今度な…!」
ゴムはちゃんと着けろと、付け加えようとして、カーランの選んだ友ならば、そんな事を心配する必要もないだろうかと一人首を振る。
そうしてモタモタしている間に、
「カール?何か、問題でも起こりましたか?」
カーランがシグルドの代わりに選んだ新しい男が、甲斐甲斐しく、様子を窺いに来てしまった。
「いや、そうでは無いのだが…」
カーランが言いよどんでいる。これ以上彼を困らせまいと、シグルドは走り去ろうとした。しかしその前に、いずれ機会を見つけ闇討ちを決行するその対象の顔を、一目だけでも。
「そのエキゾチックな顔立ちに強いウェーブの掛かった頭髪、何よりそれの、特徴的で趣味の悪いヘアスタイル…!貴方、もしや、シグルドではないですか!」
「何ッ、貴様、俺のアイデンティティを打ち壊すような発言をいきなり並べ立てて無礼な!その上何故俺の名を知っ……ヒュウガ!お前、ヒュウガか!?」
「どうしてシグルドがここに?」
「こちらが聞きたい!どうして、選りに選ってこんな所でお前と……!」
部屋の奥から現れた男を、まじまじと見定める。間違いない、この男は。
「偶然にしては…出来過ぎだ…。必然とでも言うのか…ヒュウガ…何が始まると言うんだ…?」
シグルドは長い列車の旅の道中、何に頼って暇を潰して来たのだろう。漫画か、携帯ゲームか。その名残のような、異次元に片足を突っ込んだ発言の侵入を許してしまった耳を、カーランは薬指でグリグリと掻っほじり、抜き取ると、フッと息を吹きかけ、背後の男へ向き直った。
「知り合いだったのか」
「知り合い…だったんですね」
同じ発言が重なり、二人、苦笑いを浮かべた。


「ヒュウガと俺は昔からのダチっていうか、幼なじみみたいなヤツで」
シグルドは炭酸の入っていない麦の飲み物――麦茶をグイッと一気に飲み干すと、勢い良くテーブルの上にグラスを置き、向かいに座るその旧友、ヒュウガをきつく睨み付けた。
「お前はカールとどういう関係なんだ」
「私とあなたについての説明はそれだけで用が足りるんですか」
そう言ってヒュウガはカーランを窺い見るが、彼は特別に気にしている様子も見せず、空いたグラスをシグルドの手から抜き取り、また新たに麦茶を注ぎ、一口二口、自分の喉に流し込んでから、コトンとテーブルへと戻す。
「スーツ、皺になるぞ。脱いでから座ったらどうだ」
促され、シグルドはじっとりとヒュウガを睨み付けながら立ち上がる。すれ違いにカーランは空いている辺に腰掛けるが、もぞもぞと座り直し、再度腰を上げ、すぐ背にあるベッドの縁へ落ち着いた。
シグルドは中断させられた会話の続きをブツブツと呟きながらも、自らクロゼットを開きハンガーを取り出し、脱いだ背広を掛けて行く。Yシャツを、という所でカーランが制止を掛ける。
「明日は俺のを着て行くか?」
「あぁ、そうしようかな」
「入学式にしか着ていないのが、あったはずだ」
カーランがタンスを漁る間、Yシャツの前をはだけさせたままで、シグルドは手持ち無沙汰にしている。その光景をじっと眺めているヒュウガと、二人はとうとう目が合った。
「シグルド、目が悪くなったんですか?」
それを機に尋ねたのだった。
「目?」
「眼鏡、掛けるようになったんですね」
タンスの奥からYシャツを見つけ出したカーランはそれを、バサ、と広げながら、二人を交互に見遣る。
「シグルドのは“伊達”だ」
「そうか、眼鏡。そうそう、これは伊達眼鏡なんだ」
「アホ面が少しでも利発そうに見えるようにな」
「“より”賢そうに見えるように、ってカールの提案で」
銀縁の、堅い印象の眼鏡を外し、シャツにシミなど無いか点検をしているカーランに掛けさせ、シグルドはヒュウガへ視線を戻し屈託なく笑う。
「ヒュウガは相変わらずの近眼か」
幼少より眼鏡を掛けているのだ。勿論伊達ではない。
「近眼が治るという話は、滅多に聞きませんね。手術という手もありますが、そのつもりもありませんし」
カーランも振り返り、改めてヒュウガの顔をまじまじと見直す。気にした事が無かったのかもしれない。眼鏡を掛けたヒュウガがゼロ情報から始まった初めのヒュウガであり、眼鏡を含めてそれからのヒュウガであり、それを外した姿を思いもしなかったのだ。
だからと言って、外してみせてやるつもりもない。ならば、まじまじと観察するのは、ヒュウガの側であった。
「カールも印象が変わりますね」
告げると、カーランはふいと視線を逸らし、シグルドに掛けさせられた眼鏡も外してしまう。
「シグルドには、老けて見えると言われた」
「大人っぽいって言ったんだよ!」
「遠回しにそう言ったのだったか」
軽口でじゃれ合う様子には、知らず笑い声が漏れてしまう。
それにしても、だ。二人に交流がある方が、ヒュウガには不思議で仕方がない。二人の性質の違い故、だけではなく。
「ヒュウガ、何笑ってる?和んでる場合じゃないぞ。俺がさっきから聞いてるのはな」
シグルドが気になって仕方がないのは、カーランとの関係を語るのを後回しにしてまず問いただしたいのは、簡単に経緯の予想が付きそうなヒュウガとカーランの交際についてのようだったが。
「おい、服着ないのか」
「だって、すぐ風呂なのに」
「じゃあ入って来い」
「いや、まず、ヒュウガがな」
「ケータイの充電とか、いいのか?」
「あ、するする。俺の充電器……」
「向こうだ。三段目……上から」
「あったあった……違う、充電じゃなくてだな!俺は、ヒュウガ」
下着一枚と靴下だけを身に纏った男が、片手に携帯電話の充電器を握り締め、肩を怒らせる。
「シグルド、夕飯は?」
「まだ食ってないよ。何かある……か、じゃなくて!カール!」
「ヒュウガとは専攻が同じで取得単位が被るんだ。単位さえ、という講義も少なくないからな。効率化の為に協力を互いに頼もうと。ピザでも頼むか?」
「俺……マルゲリータ……」
「分かった。さっさと風呂に入って、服を着ろ。鬱陶しい」
うなだれてタンスの一段から、衣服の一式を引っ張り出し、シグルドは部屋から出て行く。間際に一度だけヒュウガを睨み、アイコンタクトで、
『分かっているな?』
と伝えたらしいが、伝えたらしいという事を理解できただけで、何も分からなかった。


シグルドの姿を見送ったカーランの口からは、溜め息がシュルシュルと抜けて出ていた。
「手懐けてますねぇ」
「全く。何時も以上に意味不明で、何なのやら」
「シグルドとは何処で?」
「あぁ……高校が同じだったんだ。よく連んでいたというか、一方的に絡まれていたというか」
「こちらには……出張のついでか何かで、よく来るんですか?」
「出張というのは初めてだな。連休の時なんかに、偶に」
「なるほど」
配達ピザのチラシをテーブルに広げ、向かい合うヒュウガに、何が良いのかと促す。ヒュウガが、
「シーフード系のものを」
と呟きながら視線を走らせると、カーランは
「この辺りだな」
と、指し示す。
「えぇと、では、これを」
「カニマヨキング」
「あ、いや、やっぱり」
そのすぐ上にあるものへと指先を移動させた。
「こっちにします……テリヤキミックス……」
「シーフードじゃないぞ」
「何となく、こっちが美味しそうに見えて……苦手でした?」
「いや」
「ではこっちに……カールは?」
「俺はお前等の選んだので良い」
「小さいサイズにして、パスタを追加するとか」
チラシを裏返す。
「チーズカルボナーラ」
「いいですね」
「………ほうれん草とベーコンのクリームソース」
クスリと笑い、移った指先に、再び「いいですね」と賛成する。
「決まりで良いな」
そう言って、カーランは携帯電話を取り出した。チラシに載っている番号をまず指でなぞる。
「電話代大変ではないですか?」
「何だ。別に、ピザ屋に掛けるくらい」
「いえ、そっちではなくて」
ヒュウガをチラリと見遣りながら、番号の入力に入っている。
「シグルドと、機種同じにすれば良いんじゃないですか?掛け放題のプランとかあるでしょうし」
カーランは首を傾げながら、通話ボタンを押し、耳に当てる。
「それにしたって、大変ですよねぇ」
ピザ屋の元気な接客挨拶が、ヒュウガの耳にも小さく届いた。
「遠距離恋愛」
バクン、いう音がピザ屋をひと呑みにしてしまった。ピザ屋を呑み込んだ携帯電話を手に握り締め、ブルブルと戦慄くカーランの周りには、シグルドがシャワーを使う音が微かに。他には、微笑みを浮かべるヒュウガだけが。至って平穏であった。
「おや、掛け違いですか?」
自分が掛け直してみようかと、ヒュウガは手の平を差し向ける。
人里に紛れ込んだ野生動物のように、噛み付くかんばかりの気迫でヒュウガを睨み付けるカーランは、
「少し、黙っていろ」
とのヒュウガへの注文と、続けてピザの注文とを、終始ドスの利いた声のままではあったが、どうにか完了させる事ができた。
今度は静かに携帯電話を折り畳み、それがテーブルの上へと戻される所までを見届けてから、ヒュウガは口を開く。
「今度はちゃんとピザ屋に通じましたか」
「ヒュウガ」
「夕飯に在り付けるようで、安心しました」
「冗談でも、言われて不快になる事はあるだろう、ヒュウガ」
ヒュウガはコロリと首を傾げた。
「秘密にしておきたかったのですか?」
「そうではない!」
テーブルの、軽い天板がバコンと跳ねた。
「寂しいですね。あなたは、今の私にとって一番親しく思う友人なのですが、隠し事……ですか」
「ヒュウガ………。いや、違う、隠し事とかそういうのでは、なくてだな……!」
カーランの心の琴線に触れる言葉が何かあったのだろうか。語気が僅かに和らいだようだった。そこに当て付けて、そらそらそら、とヒュウガは突如として進軍を開始する。
「それとも私が同性愛者を差別するような人間と、あなたの目にはそう映っていたという事ですか。心外ですよ、カール!あなたがそんな風に私を見下していたなんて!」
ヒュウガが身を乗り出す。その分だけ、カーランが身を引く。
「み、見下してなどいない!そもそもが誤解だと言っているんだ。俺はそういう……のではないし、シグルドとは、別に、」
「シグルドとは別に、何ですか?」
「別に、お前と、変わりはない付き合いだ」
「変わりはないと言うと?」
「普通に……一緒に飯を食ったり、話をしたり、」
「一緒に買い物に行ったり?」
「そうだ」
「一緒に寝たり」
「ね、寝ていない……!」
「ヘッドがひとつしかないで、泊めるのに、一緒に寝ないんですか?」
「………寝て…いる……」
「そうでしょう。しかし……シグルドの服を置いたりしているのに、客人用の布団は無いんですね」
「……服を置くのと別の布団を用意しておくのとは、場所も金銭も。たかが数年の、仮住まいのような所で…」
「おや。やっぱりあれはシグルド用の服だったんですね。偶に来る程度なら、同じYシャツも着れるようですし、あなたのを借りるのが普通かと思ったのですが……一体どういう経緯で?」
「け、経緯も何もない!」
「ごく自然な流れで?」
「変な言い方をするな!」
「変?変な言い方に聞こえましたか?変とはつまりどう……。それと以前から気になっていたんですが、この部屋、たかが数年の仮住まいにしては、随分贅沢に、広い部屋ですよね。言うなれば、一人で暮らす以外の生活の想定をされているような……ねぇ?」
「……詮索しても、何も出んぞ。別に、何も無いのだからな」
口を開くほどにボロが出ると、漸く気付いたのか。頭に血の昇り易い彼にしてはまずまずだと、無言でこめかみをピクピクと痙攣させるカーランを評価してやる。
しかし、
「そうですか……」
そう言いながら立ち上がるヒュウガには、無視を決め込んでいるわけにも行かぬ。
「詮索しても、何も出ないんですね?」
探れば必ず何かが露見する。その物的証拠が、確かにこの部屋には。
「何も無いぞ、本当に何もない!」
「あれは……ウェブカメラですか」
「ヒュウガ!」
「その慌て様。……裏にプリクラでも貼ってあるんですか」
「貼っていない!」
ヒュウガは重い片足を引きずりながら、パソコンデスクへ歩み寄る。モニターのすぐ横に、ウェブカメラが設置されているのだ。
成程、これがあれば、携帯電話同士を掛け放題のプランにする必要はないのかと、関心する。
「意外と軽いんですね。言っては何ですが、割とチャチな……。この小さなレンズの裏に基盤が?台座はただのクリップなんですね……ふむふむ、こんなもので……ふむ……」
「別に何もないだろう」
「無いんですね、プリクラとか」
「当たり前だ」
「そういうの、好きそうなのに」
「……確かに、奴は好きそうではあるが…俺には理解できんな……」
「私も分からないですけどね。女の子にはまだまだ人気あるようですよ」
「…………女?」
片足をホールド中のカーランを、無言で見下ろす。数秒で気付いたようだ。また剥がれ落ちた、ボロに。
「家に帰ってまで顔を見て話しがしたいだなんて、意外に情熱的な所があるものだと、思っていたのですが。ふむ、そうではなかったんですね」
学習とは積み重ねであるから。呆れたりはしない。そうやって覚えて行けばよいのだと、ヒュウガは優しく微笑んだ。
「あの女の子はカモフラージュでしたか。どうしてそんなに隠そうとするのです?私にくらいは、せめて、カミングアウトしてくれても良いのではないですか」
世間に知られてはならぬと思うなら尚更、身近に理解者が居ると楽になれるはずだ。ヒュウガの助言にはどれ程の親切心が込められていただろうか。
それを聞き入れさせるに必要な、カーランとの間に築かれた信頼の土台を、自ら粉々に打ち砕き、その瓦礫の上にどっかりと腰を降ろし、ヒュウガは惜しげなく友への情を披露する。瓦礫に埋もれたカーランはその中に居を構えんと言わんばかりに、意地になって奥へ奥へ潜み、ガルルと喉を震わせ威嚇を続けていた。
「どうしました?誰もあなたの存在を脅かしてなどいないのですよ。あなたはそう感じているかもしれませんが。さぁ、心を隠さないで!」
「うるさいっ、何も無いと、言っているだろうが!」
「愛に、怯えないで!」
「白々しい!」
散々からかい面白がった後ではどの言葉も届かず、充足した気持ちに少々の後悔が残る。
「えぇ、まぁ、私のやり方も悪かったですから……そういう捉え方も出来るでしょうね。その事に関してはもはや弁解のしようがありません。しかしこれだけは分かって頂きたい……私はあなた達に今、とても興味を抱いているという事を!」
「それが迷惑だと言っているんだ!」
何かに興味を抱いたヒュウガ、これ程の危険人物は居るまい。故にカーランは、ひと時も、目を離したくはなかったのだったが。
「あ、ピザが来ましたね」
ドアベルが、鳴ってしまったのだった。
カーランは舌打ちをして、ヒュウガの足を漸く離した。加減を忘れるくらいには、切迫していたらしい。ヒュウガは僅かに鈍痛の残る足をフルフルと振り、疑いの目を寄越しながら部屋を出るカーランを見送る。凶器の類は不所持だと、ヒュウガは両手を挙げてみせる。
「カール、ピザ、ピザ来たぞ!」
「分かっている……からさっさと服を着ろ。………お前は来なくていいだろう!引っ込んでいろ!」
聞こえてくる微笑ましい痴話げんかにヒュウガは頷き、
「なるほどねぇ…」
何処かじみじみと呟いていた。

続く

 

 

落ちなくて困りました。無理矢理落としました。
ヒュウガとカールは専攻が一緒って、何なんでしょうね。全然考えていません…。一緒な気が全然しないんですが。
あとはスーツに眼鏡なシグを書きたかっただけ。カールにも眼鏡を掛けさせたかっただけ。

次はハムスターの喧嘩。

11/2/27くらい